
夫とは、同僚の紹介で知り合った。
結婚して五年半。誠実な夫は良く働き、会社での評判も良く、穏やかな日々が過ぎてゆく。
妻として大事にされてるけれど、女として見られていない気がする。そして、夫とのセックスでは物足りず、私はもやもやとした肉体を持て余していた。
ネットショッピングでふと目にしたのは大人のおもちゃ――。初めて目にした衝撃と、すぐに思い浮かべてしまった夫との営み……キュウっと反応した下腹部が、指を秘めた部分へと誘う(いざなう)
この瞬間から私の穏やかな日常は、罪悪感と背徳――それ以上の悦びに堕ちていくのだった……
「遅くなってすんませーん! 荷物のお届けに参りましたーッ!」
聴き慣れた声と共に届けられる箱
それは、私だけの秘密――